僕は君が

ときめきの用例採集

『HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY』2/2

ハイロー初心者が『HiGH&LOW THE MOVIE2』を観た感想後編。ネタバレあります。ネタバレしかありません。パンフレットで得た情報も書いてます。SWORDについてあれこれ書いた感想前編はこちら。そこで書き忘れたんですけど、映画のROCKYの衣装が最の高すぎますよね。何あの繊細な刺繍!映画館の大スクリーンに映える~~~これぞ衣装班のこだわり~~~と酔い痴れていたくせに感想でそこに触れるのをすっかり忘れてた。あと、ROCKYのあのグローブの指先に書いている文字が二回観ても解読できない。

seshiki.hatenablog.com

前回のブログを書いてから早速2回目を観に行って達磨一家&RUDE BOYSのキャラブックを貰えてハッピー。今回のCLAMP×映画泥棒は鬼邪高校。村山くんの全てのセリフに「ー」がついていてゆるふわへの執着が垣間見えた。そういえば衝撃だったのが、この映像が終わった後立ち上がってそのまま戻ってこない人が数人いたこと。CLAMP×映画泥棒で推しを見るためだけにチケット購入してるんだったらすごいな……。ガチャだ。


ここから、またチーム別感想。

ムゲン

冒頭のあらすじ紹介、立木さんナレーションで「琥珀は本来の姿を取り戻した」と言われた瞬間に噴き出しそうになって危なかった。本来の姿を取り戻したってRPGのボスキャラですか、呪いで姿が変化させられている的な。琥珀さんと九十九さん、一体どこに旅立っていたんだろう。重要機密のUSB持ったまま海外行ったのかよ琥珀さんんんんと思いつつ、飛行機とこの二人の画をスタッフ一同どうしても撮りたかったんだろうなという熱意は十分に伝わってきた。アジア近辺にでも行ってきたのかな。九十九さんには、パクチー山盛りの料理を難なく完食した後で、「琥珀さん、俺パクチーダメだわ」と気だるげに言ってもらいたい。
琥珀さん&九十九さんコンビと九龍会の対決は初っ端から凄まじかった。また撥ねられた!?の衝撃からずっと息をつかせない激しいアクションの連続で、心臓にちょっと休憩をください……ってなる。身近にあるものを武器にした肉弾戦が好きすぎるので、琥珀さんvs源治の何でもありのタイマンは無意識でニヤニヤしてた。源治にかかれば配管って結構容易くもぎ取れるんだな……。落下したかのように見えた源治が当然とばかりに刀を構えて待ち構えているあのシーン、ギリギリで刀を避けた琥珀さんの口元が少し笑っているように見えるけど気のせい?九十九さんはそんなときでさえ琥珀さんを見ていてこれぞ忠犬。
雨宮兄弟とタッグを組んでからのドリームチーム感も最高。車とバイクを駆使したカーチェイスにUSBを挿し込むというミッションを加えた脚本の勝利!ゴールが分かりやすいし、追う・追われるに必然性があるから中弛みしない。USBを奪われた直後の九十九さんの一連の行動は一時停止を繰り返して目に焼き付けたいレベル。一旦見送った衝撃!え、見送るんですか九十九さんんんんと思ったら小走りで並走してフロンとガラスを割って運転席にダイブっていうね。最高かよ。九十九さんは車に撥ねられ過ぎて「車」への概念が大分狂ってきてるんじゃないか説。車って容赦なく蹴りつけてもあんなスムーズに動かない。車に撥ねられる=入院or死亡という方式を覆して、ハイロー世界の理を超越した存在となった九十九さん。それでいて吐き出す言葉が「琥珀さん、俺、車ダメだわ」ですよ!車の方が「九十九、ダメだわ」って思ってるって!この発想、twitterのあちこちで見かけたのでやっぱり皆そう感じるんだなーと勝手な親近感。最後にすごくすごく今更だろうけど、ITOKANに入ってきた琥珀さんの足元から全身が映し出されたときにようやく気がついたことが一つ。AKIRAさんめっちゃくちゃスタイルいいですね!びっくりした!

雨宮兄弟

出番は控えめな方だったけれど雨宮兄弟が(私に)残した爪痕は深い……。これまでよりさらに最強な絆を見せつけてきた雨宮兄弟、強く生きているようで何よりです。USBのバトンタッチに見せかけたアレコレ、これまでの運び屋業で二人が培ってきたチームワークを存分に披露してくれた感が強烈!あの後見せる二人のドヤ顔がさすが。次男琥珀さんを信頼している理由についてはCLAMP連載で少し触れられていたけど、末っ子とそういう関係になれるのはICEなのかな。そういえば、末っ子が頑なに「雅貴が一番信頼できるヤツ」呼びを続けていたのが少し擽ったかった。琥珀さんに預けたって知ってるだろうに(もしかして知らない?)、もし知らなかったとしても、「USB預けたヤツ」とかでいいはずなのに、敢えての「雅貴が一番信頼できるヤツ」。次男が家族以外で信頼を置いている存在が多少気に食わないのかな、何だかんだで兄離れしづらいのかな、と勝手に話を膨らませ(すぎ)てた。ハッカー古野を救出するのが末っ子なのはお約束だし、お姫様抱っこなのも納得しかない。あの格好で事も無げに運転している末っ子に滾る。デレを女子には見せない末っ子。雨宮兄弟のバイク運転技術を見てると、絶対にドーナツターン(=マックスターン)上手だと思う。ドーナツターンは前輪を軸にして後輪で路上に円状のタイヤ痕を付ける技でとてつもなくタイヤが傷むらしいけれど、雨宮兄弟なら一度は挑戦していそう。
USBデータのアップロード完了後、あの末っ子が次男に手を差し伸べることにまず驚いたし、おまけに次男がその握り締めた手を離さないってどういうことなの。この瞬間の次男のあまりにも嬉しそうな表情、観客が観てもよかったんですかね……?末っ子だけに見せたいものじゃない?大丈夫?ここまで晴れやかな笑顔を見せて雨宮兄弟の絆を改めて観客に知らしめたところで、エンドロールのあのシーンで終わるって地獄かな???11/11までのお預けが厳しい。ちなみに、照準を当てる対象が焦らし気味に変わっていくあの演出、ぐるナイゴチになります!を思い出した。末っ子は確実に生きてるだろうけど、家族全員喪ったと絶望したであろう次男の様子が次作で思い切り描かれるのか期待大。次男バーサーカーになるルートもありえる?
西郷から手渡されたメモをくしゃっと丸めてるけど捨ててはいなさそうなところが若干気になる。西郷が実は警察の汚職関係を調べるために潜入している公安刑事の可能性ってないかな~~~ないか~~~。

MIGHTY WARRIORS

さすが音楽で世界を救うと謳っているだけあって、ライブシーンへの力の入れ方が半端ない!フロアを埋め尽くす客も全員ダンサーなのかノリ方が堂に入っていて壮観。エンドロールで気がついたけど、MIGHTY WARRIORSのライブシーンのための撮影スタッフが別にいるっぽいのも素晴らしい。ハイローは全編MVの雰囲気があるけどやっぱりMIGHTY WARRIORSは別格。アイ アイ♪ってやつが好きなのに、自分の底辺リスニング能力のせいでほぼほぼ歌詞が聞き取れてない。いつか音源化してもらえるんだろうか。ジェシー歓迎ソングみたいに歌詞が出たら嬉しい。
セイラ加入時も感じたけど、MIGHTY WARRIORSって驚くほど懐が深い。劉の立ち位置が正直私にはまだ謎すぎるのに、いつでも歓迎するって当然のように言えるICEの度量のデカさよ。他チーム同様にMIGHTY WARRIORSもそれぞれマイナーチェンジしている中で、セイラの新髪型が美貌をさらに際立たせていて平伏すしかない。美しい~~~。蹴りの女神~~~。セイラとICEが一切会話してなくてもセイラの神ビジュアルを観ているだけで満足できるから尊い。廃駅での大乱闘に乗り込んできたときもMIGHTY WARRIORSキターーー!と高まったので、彼らの日常スピンオフの映像化を願うぐらいには実は自分はMIGHTY WARRIORS推しなのかもしれない。MIGHTY WARRIORSがSWORDと共闘する日がいつか来るのかも気になる。

DOUBT

善信会会長お墨付きの綺麗なお顔の蘭丸。ぐちゃぐちゃに顔踏み潰されるかなーと一瞬危ぶんだけれど呻き声的にボディを蹴られてる感じなんだろうか、ラストの蘭丸。善信会会長の足の動きに注目しているとどうも踏み下ろしているっぽいからやっぱり顔なのかな。これだけハイロー見てても時々イケメンの区別に混乱するから、どうして達磨と被る赤色なんだ……と予告編を観た時点では蘭丸の衣装について少し焦った。蘭丸の戦闘スタイルも考慮すると、赤色の衣装だと返り血が分かりづらいのでは?とも思っていたけどそこは黒でも大して変わらないか。返り血が映えるのはやっぱりWhite Rascalsですね!今回ほとんど自分たちの血だったけど!クリーニングが大変だ。結局、心配は杞憂で、中村蒼さんはすごく分かりやすかったので判別に苦労することもなかった。黒のファーコートもかっこいいと思うけども。
蘭丸は他者を嬲ることが大好きなサイコパスの印象でずーっと観ていたから、ROCKEYが何度立ち上がろうが気にせず、結局は拳を壊しての自滅か切り捨てた仲間による報復かで足を掬われてのROCKEYパンチで決着が着くのかと正直予想していた。だから、予想外に蘭丸脆かったな~~~というのが最初の感想。ROCKEYと蘭丸の明確な違いとして女性の扱いが挙げられている上にタイマン直前の会話もあるから、女性絡みのエピソードが何か欲しかったところ。蘭丸が侮り、ROCKEYが守ってきた「女性」という存在が蘭丸に一矢報いる役割を少しでも与えられているとさらにカタルシスが生まれたかな~~~と。もちろん、ハイロー世界で女性にそこまでの役割を付与できないだろうというのも理解しているのでただのワガママな願望。あ、蘭丸が一切良い訳めいた言葉を発さず、意味深な回想も挟まず、ROCKEYの泥臭いほどに諦めない拳に倒れたのはよかった。
DOUBTメンバーで今更気がついたことが一つ。DOUBTの平井役の武田航平さんって『TRUMP』のアレンやクラウスの人か~~~!アレンのゆるーい雰囲気とは全然違っていて役者さんすごい。DOUBTについてはもう少し個々人をフォーカスしてほしい。

プリズンギャング

手を挙げてくださいよ、よ、よよっ♪の全人類を挙手させそうな勢い最高では???応援上映があったら全員ここで絶対に挙手するでしょ~~~!今作で一番応援上映向きなのはジェシー関連のアレコレだと思う。この曲の一刻も早い音源化を待ち望んでいるけどしばらくはお預けなんだろうか。これを歌っているのもLDH界隈の人なのかなー、エンドロールのあの数秒では歌手名まで把握しきれてない。MIGHTY MIGHTY WARRIORS♪もそうだけど、簡単に口ずさめる曲って驚くほど洗脳力が強い。
ダンサーってすごいpart1!ジェシーの小回り利かせた俊敏な戦闘スタイルは華がある~~~。地面に伏せた状態での素早い回転や移動って映画の大スクリーンで観てもここまで映えるのか。とにもかくにも、ジェシーの二次元との親和性の高さよ~~~!「神に感謝しろよ?」「まあ、お仕事ですからねぇ」がお気に入りのセリフ。こういうことのたまうキャラいるいる~~~の説得力がとてつもない。「まあ、仕事だからな」とかじゃなく「まあ、お仕事ですからねぇ」って少しふざけた緩い言い方がらしすぎる。ジェシーを演じるNAOTOさんのインタビューを読んだ限りの感想だけど結構マンガ好きな方なのかな?例に挙げられてるドフラミンゴとジョジョはものすごく理解できる。中の人がキャラ作りについて尋ねられたときにマンガのキャラを例に挙げてくれるって二次ヲタに親切仕様すぎる。一瞬で理解できるのでありがたや。LDHならファンが望めばジェシーの凄惨な過去を今後の展開で見せてくれそう。ハイロー沼に浸かってまだ日が浅いくせにラブ、ドリーム、ハピネスへの圧倒的信頼。
まさか邦画を観ていて「プリズンメイト」なんて言葉を聞く日が来るなんて。今までなら「ムショで知り合ったんだ」という説明がハイローでは「プリズンメイトだ」ですよ。オシャレ~~~。簡潔~~~。プリズンブレイクシリーズとか見てないから分からないけど結構メジャーな言葉なんだろうか、プリズンメイト。ノボルや二階堂さんは極道のグループに所属していたんだろうか。EXILE一族の中でも多分一般人に馴染みが深い(と私が勝手に思っている)メンディー、役名をフォーにした理由が親切すぎてやっぱり好き。あの厳つい身体にあの衣装、おまけに子供大好きってまさにグリーンマイル。フォーの口から何か吐き出されたら完全に別の映画になってしまう。フォーが両腕に子供ぶら下げてる姿が容易く想像できるからこの役作りの方向性は本当に最高。

九龍グループ

本拠地に揃い踏みのシーン、黒塗りの車がすっと進む瞬間滾った~~~!元々綺麗に停められているだけじゃきっとここまでテンション上がらなかっただろうから、あそこで車に「動」を与えた演出にお礼を言いたい。九龍グループについてはアウトレイジかと疑うほどの豪華キャスト陣。九つも組があるって多いな……と理性では思っていたけど、あれだけのキャストが揃うシーンを見るとどうでもよくなる。豪華!贅沢!衣装もこれまたお金かかってそうで素敵。
ダンサーってすごいpart2!和製ターミネーター源治。仁王立ちのあのポーズがデフォルトのものとして初期設定で組み込まれている感が凄まじい再生速度。何度倒れてもぬるっとあの体勢に起き上がるのはまさにターミネーター。暗殺時に着るあの白シャツが死に装束なんてキャラ作り込んでるな~~~。忠臣かよ~~~。しかもそれを本編でセリフなどで説明することも特になく、パンフレットでさらっと触れるだけという。誰か下っ端一人にでも「若頭があのシャツを着るときは相当の覚悟だ……」的に喋らせてもいいのに。おまけに、源治本人は必要以上の言葉は一切語らない。こんなの、源治と黒崎会会長の出逢いが知りたくなるに決まってるじゃないか!リトルアジアかどこかの孤児だった源治を黒崎会会長が拾って組で育てたとか、まだ若かりし会長が負傷してるときに通りすがりの源治少年が助けてくれたとか。車の上に飛び乗って刀突き刺すシーンは左之助るろ剣を思い出す~~~!飛ぶが如くの回。るろ剣は馬車内から刀を突き刺したから反対だけども。本編開始前のアウトレイジ予告編で見事なほどに銃を撃ちまくっていたから、ハイロー世界の極道も世知辛いこと言ってないでこれぐらい銃使ってほしいな~~~と思ったけど、身体能力を生かした喧嘩(というかもはや殺し合い)も最高だな!!!と源治の登場によってあっさり掌返したのは私です。源治最高。
劉は相変わらず立ち位置が謎。でも、九龍グループで破竹の勢いで出世街道を駆け上がってるのに、ハイロー世界での「極道=スーツ」の方式には染まらずにヨウジヤマモトを着こなしてる姿が鮮烈すぎるのでもはや何でもいいかもしれない。この前の感想で劉の衣装のブランドどこなの……と書いたけれどヨウジヤマモトだと検索に次ぐ検索で発見。2017春夏メンズコレクションと同じシャツだ!はぁ~~~オシャレ~~~!あの格好で殺陣をしたらさぞかし美しいだろうな。ハイロー世界の「極道=スーツ」の方式から距離を置いているように見える劉だけど、北野武監督が築き上げた「極道=ヨウジヤマモト」は踏襲している感があってそこも悶える……。まあ、アウトレイジシリーズでヨウジヤマモトを着用しているのは数人っぽいんだけど。
源治と劉の「出世したな」「また手合わせ願いたい」って、ハイローライブのあの殺陣を前提とした会話ってことでいいのかな。ライブでのやり取りでさえ正史として組み込んでいくハイロー強い。九龍グループ若手だけのスピンオフ見たい。劉と源治とキリンジ辺りどうだろう。

 

これまではアクションシーンの狭間でもお構いなしに回想が挿入されてスピード感を妨げがちなところがあったけど、今作はハイローにしては回想が少なくてノンストップアクションを楽しめた。これまでのハイローだったら、窮地のコブラたちのあの場面で何か回想を差し込んでいそうなのに。ハイローには隙があちこちに用意されていて(意図的なのか単純にそこまで考えていないだけなのかは分からない)、その辺りが二次ヲタ心を擽る。ただ、キャラ設定などの裏事情がインタビューや舞台挨拶でふんだんに披露されてるっぽくてなかなか全てを追いきれないのが残念すぎる。全部を網羅した正真正銘のキャラブック発売してもらえないかな~~~。アクションや衣装班それぞれのこだわりも知ることができるパンフレットは最高オブ最高だったので、キャラブック製作決定時にはその辺りもどうか入れてほしい。今回のパンフレットでは特に、アクション監督のインタビューは必見の価値あり!

冒頭10分でおおよその人間関係は苦もなく把握できるはずなので、これを日本で撮影!?と度肝を抜かれるカーチェイスや、身体能力どうなってるんだ……と二度見三度見してしまうアクションに少しでも興味がある方は、『HiGH&LOW THE MOVIE2 END OF SKY』を観てみると楽しめるかもしれないです。前編後編に分けてまでこうやって感想を長々と書いている私のようなヤツもいるぐらい面白いので!