僕は君が

ときめきの用例採集

『LOVE ON THE FLOOR 2017』

『氷艶』で興味を持ったので、6/21に髙橋大輔さんがW主演の『LOVE ON THE FLOOR 2017』を観てきた。義経様が次はダンスフロアに降臨だ!自分のスペック、中高時代のダンスの授業で才能が一切開花しなかった人間。先日のアメトークの「踊りたくない芸人」に共感するタイプが、全編ダンスで繰り広げられるショーを観て楽しめるものなのかという心配は若干あり。結果、杞憂でした……!すごいものを観た!人間って言葉を発さなくても、身体だけであそこまで表現できるのか。自分ってものすごく怠惰に身体を持て余してるんだな……って気にさせられた。

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初のシアターオーブ。渋谷で通ってた劇場はシアターコクーンとAiiAだったからオーブは初めて。渋谷駅直通で便利。ただ、今回B席を購入してみた結果、ここは国際フォーラムかな?ってぐらい上に行く羽目になったので大人しくS席を購入すべきだった……とエスカレーター途中で後悔。ちなみに、SS席は完売済。B席のあるオーブ3階は、隣のビル屋上に置かれたクレーン車と同じ位置で、どれだけ高層なの……と写真を撮ってしまった。B席自体は傾斜がかなりあって断崖絶壁感にちょっとわくわく。初見&3階席ってことで、ダンサー陣の顔と名前は全く一致できなかった。自分の顔認識能力がヤバい。 

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 チケットはWEBで前日12時から予約ができるとのことだったので、6/21(水)ソワレ公演を予約済。どうせなら髙橋大輔さんの舞台挨拶がある日にしようというミーハー心。チケット受け取るだけだからWEB予約楽勝~~~と油断してたけど、当日券販売とWEB予約チケット引き渡しは同じ受付で行われてたから結局行列に並ぶこと15分。WEB予約の意味とは。ただ、当日券販売自体は、○○の席がいいとか大分希望を聞いて探してもらえてる感じだったのでリクエストがある人には便利そう。

 

人を愛することは、愛し合う二人にとって、何ものにも代えがたい至福の時をもたらす反面、時にはその「愛」ゆえに複雑で辛い感情を引き起こす・・・
LOVE ON THE FLOORは、「ときめき」「情熱」「とまどい」「嫉妬」「無償の愛」といった、愛という感情の持つ様々な面を、米国のトップダンサー達と、米国の超人気TVリアリティーショー番組である‘Dancing with the Stars’で優勝したトップフィギュアスケーター達の、卓抜したダンスの技術を通じて表現する、ダンスショー。

木下グループ presents LOVE ON THE FLOOR 2017

 

開演前に「L!O!T!F!」の掛け声が聞こえて盛大な手拍子開始。客席からの掛け声かとこの時点では思ってたので(実際にはキャスト陣による掛け声らしい)、最初からフルスロットル感があって少々置いてけぼりで焦る。『氷艶』でお馴染みになった「Hoooooo!」の声も聞こえてきた。
オープニングでは白の衣装で髙橋大輔さん登場。まさしく「降臨」だった。白一色というのもあってか神々しささえある。屈強な他ダンサーに比べれば明らかに小柄なのに、ダンサー全員を率いてる感がすごく出ていた。持って生まれた「華」とあの堂々とした振る舞いからそう感じたのかな。その後、髙橋さんがはけてから男性ダンサーの掛け声で手拍子スタート。赤、青、白のド派手な照明の目まぐるしさよ。雰囲気が掴めたこの辺りから、楽しくてニヤニヤしてた。照明がサーチライトみたいに客席を照らす演出が大好きすぎる。各国の「愛してる」を意味する言葉がスクリーンに映し出される中、髙橋さんによる愛についての独白スタート。バラバラのピースがパズルみたいに髙橋さんの顔を形作っていて近未来的。あれ?スクリーン上の髙橋さんにはおひげがある。

 

「ROMANCE」
黄色のシャンデリアがスクリーンに映されて、照明が徐々にオレンジ色に変わっていく。朝から夕方への時間の経過を示してるのかと思った。ピンクのドレスを着た女の子が艶めかしい指先で、最終的に選んだ男性の黒の仮面を奪うのが素敵。指先一つとっても動きの滑らかさだけでプロを感じる。それから、白の照明と街灯の下、ベンチに座るカップル。女の子に膝枕を拒否されてる彼氏が可愛いと思ってるうちに、黒白の傘を手にした男性ダンサーたち登場。軽く首を傾げながら傘を振り回したりしてて何このイケメンなのに可愛い集団。あざといほどの可愛らしさにノックアウトされる!「ROMANCE」で一番盛り上がったのはバナナ!赤の海パン姿の男性ダンサーのシックスパック最高です。最後に、ローラースケートを履いた女性ダンサーが片足上げた体勢で、赤の海パン姿の男性の身体を掴んではけていく演出が可愛さの極致。片手にはバルーンを持ってて恋のときめきで溢れてる。髙橋さんは二度見するほど胡散臭い恰好をしていて笑った。

 

「PASSION」
白の薄い幕がピンクの照明で仄かに照らされてる中で女性ダンサー登場。最初は一人だった男性が最終的には六人になって、一人ずつと戯れ合う様子が壮絶なまでに官能的!!!全然卑猥ではなくて、「甘美」「官能」って言葉がしっくり来る世界観。イケナイものを覗き見してるような感覚。後ほど登場した四人の女の子が、バーを挟んで男性陣と向かい合う演出もかっこいい~~~。お互いに煽ってく感が最高潮。その後の、仕事中の男性の元に来た女の子があの手この手で誘惑する(男性はあっさり陥落してた)ダンスもよかった。ポップにセクシーでエロい〜~~。男性のYシャツを脱がす手際の良さに歓声を上げたくなった。
場面は変わって「実験」、髙橋さんが白のお立ち台に降臨。絶対この呼び名じゃないだろうけど、お立ち台って表現しか出てこない。このとき、客席でダンサー陣が何か小芝居っぽいのをしてる気がしたけど3階でよく見えなかった。あれは何だったんだろう、修羅場?そうして、髙橋さんがお立ち台を降りてからの至れり尽くせり感に変な声が出そうになった。男性に押し倒されるわ、女性に抱き付かれるわ、何でも来いなハーレムかな???まあ、髙橋さんの落ち着いた表情的にハーレムではないな、先走ってスミマセンという気持ちに。センターを陣取るのが中性的な色気のある髙橋さんだからできる演出だなぁ。髙橋さんは「神」っていう設定なんだろうかと事前知識がない頭では思った。男性ダンサーとの絡みでステージ上で横になるシーンでも、押し倒されたような体勢に近いのに、髙橋さんに対しては神聖なものに触れるような感じで掌を当てていて、美しいものを目撃した気分。「実験」というテーマだから、髙橋さんが観察者で他ダンサー陣は実験対象。その対象が繰り広げる様々な愛の形をより深く観察するためにダイブしたんだろうか……。

 

「HURT」
小さなスポットライトの下で背中合わせに座る二人。頭上にある黄色のシャンデリアは「ROMANCE」のときにスクリーンで映し出されたものを連想させる。背中だけは触れ合っているのにその距離から結局は動けないまま、最後は一人になってしまう。「HURT」に関しては失恋切ない……っていう感想しか出てこない。すごくよかったんだけど、「HURT」は胸が詰まる表現が多くて言語化が難しい~~~。

 

「POWER」
客席から髙橋さん登場。ステージ中央に並んだ二人の白と赤の衣装が映えるなーと思ってるうちに、高らかな靴音とともにフラメンコが始まる!裾の長い真紅のドレスを蹴り上げる足の動きが華麗で、翻るときに裏地の金色がきらめくのが綺麗すぎる。情熱的な音楽もあってテンションが上がって、脳内麻薬が大放出した気分!それから、赤い衣装にお色直ししての全員でのダンス。真っ赤な衣装で揃った動きを見せられると息を呑むしかない。波打つ真紅が素晴らしすぎる!

 

フィナーレでランニングマンとパーフェクトヒューマンを披露してくれるなんて最高では???髙橋大輔さんを中心として、有名ダンサーたちがその二つ踊ってくれるなんて盛り上がるしかない。これ観たかったやつ!感が強かった。観たいものを言語化する前に差し出してもらえる心地良さよ。カーテンコールの写真撮影が可能ってことで、ここからはiphone構えて連写。舞台でももっとこの方式取り入れてほしい。ワンシーンだけでいいから写真撮影ができれば、みんな喜んでSNSにアップするだろうから広報にもなると思うんだけどな。

 

舞台挨拶。安東アナの愛あるトークの素晴らしさたるや。グッズのトートバッグを肩にかけてクリアファイルの宣伝を始める安東アナは好きになるしかない。リピーターいますかー?の問い掛けへの挙手の数が尋常じゃなかった。ものすごく多くて驚いた。観客といえば、ドレスコードは赤っていう指定あったっけ?ってオーブ直通エレベーターに乗った瞬間焦るぐらいに、赤を取り入れたファッションの方が多かった。こういうの盛り上がるからいいな!私も赤をどこかに取り入れればよかった……。その舞台に通じるファッションをするのって連帯意識も芽生えそうで素敵。
挨拶で登場した髙橋さんはこの前見たa-studioみたいにふんわ~りした方だった。お立ち台のときなどとは違って柔らかな表情。髙橋さんが上半身裸を晒したことのすごさを、安東アナとのトークで知った。そんなに頑なに肌を見せない方の上半身素肌を見ちゃったのか……とより有難みが増した。「ジェリに、大輔脱がない?って言われて、1日考えさせてくれって言いました。で、次の日、ジェリの目を見たら脱ぐしかないな、と」って感じのことをおっしゃってって笑った。筋肉に一家言ある私でも惚れ惚れしました、って言う安東アナ面白い。安東アナは常に客席の代弁者。髙橋さんは謙遜してたけど綺麗でしなやかそうな上半身だった。ダンサーたちとはやっぱり筋肉のつき方が違うんだなぁ。舞台袖にはけていく髙橋さんに拍手してたら、舞台袖からも頭を下げてくださってますと安東アナが教えてくれて、何この息の合った二人!と微笑ましくなった。仲良しですな。

 

ダンスのことは何一つ分からないけど、今回の『LOVE ON THE FLOOR 2017』がすごくハイレベルなことだけは肌で感じられる。わー……って声が無意識に何度も漏れた。回転やリフト技を贅沢なぐらい大盤振る舞いされて、掌が痛くなるぐらい拍手することで賞賛を示すしかなかった。男性の腕を使って女性が逆上がりをしてて、え?どういうこと?って目を擦りそうになった。一瞬でハイレベルな技が繰り広げられるステージは本当に夢の世界!ソロダンスより男女ペアのダンスが意外と多めで、『ボールルームへようこそ』(社交ダンス漫画。夏からアニメも放送開始!)で見たステップだ~~~!と一人で湧いた。

かなり色々な種類のダンスがあった気がするけど、それをジャンルごとにダンサーを代えるわけじゃなく、あのメンバーだけで全部踊ってるのかと改めて考えるとプロダンサー様方の圧倒的実力に平伏すしかない。そして、それら全てに出演してる髙橋さんはどういうことなんだ。本当にすごい。義経様でのあの踊りにも驚いたけど、ここまで違うジャンルのダンスにも精通されてるとは。今回出演してる人は全員、意識的なダンスじゃなく本能的なダンスだった気がする。踊ろうとして踊ってるわけじゃなくて、感情のままに振る舞うことがダンスになってるというか。その部分がすごーく好きだった!ストーリーとしては全体的に女子がパワフルで可愛い。男性陣は愛の奴隷といった感じで、ツンツンして強気の女の子たちに愛を乞うてる姿が多めな印象。性別問わず衣装がオシャレで素敵。黒のハット被って踊る男性なんて絶対かっこいいじゃないですか……。

 

LOTFを観て夢心地のままシアターオーブを出た瞬間、氷艶のテレビ放送が決定したとの母からのLINEが届いた。偶然にも、6/21は髙橋大輔さん尽くしの一日になった。

 

『氷艶』感想も貼り付け。

seshiki.hatenablog.com