僕は君が

ときめきの用例採集

から紅の恋歌

劇場版コナンは、絶対に一年後の4月にテレビで放送される。だから、テレビ放送される劇場版コナンが私にとっての最新作。だったけど、怪盗キッド大活躍の『天空の難破船』(犯人が容赦なくてよい!)をたまたま映画館で観てから、劇場版コナンは時間があれば映画館で観たい枠に変わった。今年は、この映画を観れば服部平次のオンナになる!と大盛り上がりで話題の『から紅の恋歌』。

劇場版コナンに私が求めるのは、ラブコメ>アクション>怪盗キッド>>>>謎っていうぐらいの潔さでラブコメ。映画予告編に大体使われる「らーーーーーーん!」というあの大絶叫はやっぱり聞きたい。あれこそ劇場版コナンの醍醐味。長編のときも叫ぶ割合多いけども。謎については、映画犯人は結構とんでもない動機が多めだから……。ちなみに、今作は『天空の難破船』以来のラブコメメインのストーリーと青山先生のお墨付き!

 

日売テレビで、爆破事件が発生!その時百人一首界を牽引する「皐月会」が開催する会見が行われており、大パニックに!崩壊していくビルの中、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉だけが取り残されるが、間一髪の所でコナンによって無事救出される。まるでテロのような事件、しかし犯人の目的もわからない不可解な状況に違和感を禁じ得ないコナンと平次。

爆破騒動の中、コナンは平次の婚約者だと言い張る女性と出会う。その名は、大岡紅葉。

紅葉はなんと競技かるたの高校生チャンピオンだった。 ひょんなことから、和葉はそんな紅葉に平次を懸けた勝負を百人一首で挑むこととなり、実力者である平次の母親・静華を師に、特訓する日々が始まった。 

時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される事件が発生。その時、殺害現場のモニターに映し出されていたのは、紅葉の姿。そして意味深に数多のかるた札が被害者の周りに散らばっていた。果たして紅葉と事件の関係とは? 

コナンと平次は大阪府警京都府警とともに、2つの事件に関係する皐月会の捜査を始める。やがて、次々と捜査線上に浮かび上がる謎の存在。紐解いていくと、そこには“百人一首にまつわる共通点”が隠されていた――。

大阪と京都、2つの事件が1つに繋がる時、仕掛けられた運命の歯車が加速し始める!  

 

劇場版『名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)』公式サイト

 

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今回はほんとーに、服部平次と和葉の二人がメイン!東京勢の目暮警部たちは一切登場なし。その代わり、京都の綾小路警部が!コナン君と平次のことを知ってるから捜査も協力的で話が早い。

 

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西の名探偵・服部平次。前評判通りかっこよすぎる!せやかて工藤、何やて工藤、でお馴染みの服部平次が、「工藤」より「和葉」って言ってる回数が今回多いのでは?これは異常事態。どうした服部!?コナン君の重要アイテムがあのスケボーなら服部はバイクだ!っていうぐらい、バイク大活躍。どこまでもバイクで駆けつけるよ。私の中では服部平次といえば、妙な関西弁を使うことで事件と関係ないところで笑いをもたらしてくれる存在。だったはずなのに、この映画の平次はかっこいい!珍しく、切なそうな表情まで見せてくれる。紅葉ちゃんの回想で出てくる服部少年なんて罪深すぎる。コナンに出てくる各キャラの幼少エピソードって何でこんなに可愛いのか。『から紅の恋歌』は平次のかっこよさを隅から隅まで味わえる映画!

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遠山和葉ちゃん。服部平次の幼馴染。和葉ちゃんがメインなんて私得。蘭ねえちゃんとはまた違う可愛さがある和葉ちゃん。この二人が知り合ってまだよそよそしいとき、偶然平次と蘭ねえちゃんの服がボーダー被りでお揃いっぽくなって、和葉ちゃんが拗ねたエピソードが好き。拗ねてる和葉ちゃんのために、蘭ねえちゃんはその場(車内)で服を着替えてあげるぐらいの優しい子!和葉ちゃんはボーダー被りを気にしちゃうぐらい平次のことが好きだから、今回の映画でスポットが当たってよかったなぁ。ただ、映画のポスターに使われてる和葉ちゃんの着物姿は本編でも見せてほしかった……。そういえば、コナン君(新一)が「和葉ちゃん」って呼ぶシーンがあって、コナン君(新一)の「ちゃん」付けが新鮮。

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大岡紅葉ちゃん。百人一首の高校生チャンピオンで未来のクイーン候補、はんなり京都弁のいけずな京女。そして、巨乳。映画本編で「このねえちゃん、乳デカっ」と平次が喜んでるから公式設定の巨乳。謎めいた長髪イケメン執事が仕えているぐらいのいいところのお嬢様。和葉ちゃんのことを、「ただの葉っぱちゃん」と言ういけずっぷりがたまらない。一方で、平次には「うちの未来の旦那さん」って顔を赤らめて言うものだから、いけずと純情の比率が最強すぎでは???平次への態度が甘ったるすぎて、そこまでされても何も理解してない鈍感平次を尊敬する域。紅葉ちゃん、本当にいいキャラすぎて原作でもいっぱい登場してほしい……。たしか93巻か94巻で出てくるはず。ここまでのラブコメ三角関係ってコナンの世界では珍しい気がするから今後に期待。

 

灰原哀ちゃん。全然出なかったー!少年探偵団は京都までついてってるんだから、博士と哀ちゃんも行っていいのに。映画のポスターみたいな着物姿が見たかった。博士を気遣ったりコナン君の無茶振りに苛立ったりする哀ちゃんは可愛いのでそれには満足。

 

コナン映画といえば、人間業じゃないアクロバティックなアクションと、犯人はどんな伝手であれだけの爆薬手に入れたの?と野暮なツッコミを入れたくなるぐらいの惜しみない爆破。ラストは大体、建物なんて爆破するものだってぐらいに気持ち良く破壊されてく。でも今回は最初からクライマックス!冒頭から被害甚大すぎでは……と震えるスタート。

舞台は大阪・京都で、コナン君たちの宿泊するニューオータニが本当にニューオータニで、あの辺りの地理に詳しいとすごく楽しめる。あの汚い川に飛び込むだと……?とか、東京海上日動ビルのあの独特な外観まで忠実に再現してる!とか、大阪での聖地巡礼も捗るのでは。後半の舞台は京都に移るけど、その場所は映画オリジナル。主題歌のイメージで、渡月橋が大変なことになるのかと勝手に予想してた。映画オリジナルのかるた会場はものすごく素敵。秋の京都への理想が詰め込まれてる感がある。

 

ちなみに、『から紅の恋歌』を観に行ったのは先週なんですが、まだまだ満員でリピーターも多そうな印象。場所もあるのか、2030代カップルが一番多かった。リピーターになるのも頷けるってぐらいの、ラブコメありアクションあり!でデートにもたしかによさそうな今回の映画。謎については、推理要素は薄めで淡々と解けていくといった感じ。ただ、真実がすごく切なくて、あああああ……ってその部分だけはうなだれた。紅葉ちゃんが平次のことを「うちの未来の旦那さん」って呼ぶようになった経緯の真実の方は、コナンらしい肩透かし感。ああ、服部平次、罪深い。

 

コナン映画といえば、エンディング途中での退場は絶対にもったいない。数秒だけ流れる次回作の予告編。それがとてつもなくかっこよかったので来年も期待大。